風の音色
「ねぇ、何でラルクは
僕らに親切なの?」
陸斗がラルクに飛びついている状態で
海斗はラルクに問う
海斗はずっと気になっていたのだ
何故初対面の自分たちにここまでしてくれるのか…
そのラルクの真意がどうしても
問われたラルクは、一瞬目を丸くしたが、すぐに優しい表情になる
「オレにはな、下に妹と弟がいんだ
お前らよりも、もうちょい歳下だがな
妹達と被ったってのもあるけど
オレ自身が、人の世話焼くのが嫌いじゃねぇってのもあるかな」
ヘラリを笑いながら言うラルク
その言葉にウソは無い
「そうなんだ
ゴメン、別に疑ってたわけじゃないんだけど…」
「良いよ、分かってる
初めて来た所で、初めて出会った奴に
何の下心も無く、何でも親切に世話してくれる…
何かあるかも…と疑うのは当たり前だ」
海斗の心理を当たり前のこと…と、特に気にしていないラルク
「事実、そういう奴らもいる
カイトぐらいの疑いを持ってる方が良い」
ラルクの言葉に、海斗はコクリと頷く
そして、まだ自分に抱きつく陸斗を見る
「リクト、お前はもうちっと人を疑った方が良いかもな…
まぁ、その疑わない心も良いんだけどな」
「んじゃ、俺はこのままで良いや
そういう頭使うことは
海斗に任せてるし」
特に気にしていない陸斗は
ケラケラ笑っていた
僕らに親切なの?」
陸斗がラルクに飛びついている状態で
海斗はラルクに問う
海斗はずっと気になっていたのだ
何故初対面の自分たちにここまでしてくれるのか…
そのラルクの真意がどうしても
問われたラルクは、一瞬目を丸くしたが、すぐに優しい表情になる
「オレにはな、下に妹と弟がいんだ
お前らよりも、もうちょい歳下だがな
妹達と被ったってのもあるけど
オレ自身が、人の世話焼くのが嫌いじゃねぇってのもあるかな」
ヘラリを笑いながら言うラルク
その言葉にウソは無い
「そうなんだ
ゴメン、別に疑ってたわけじゃないんだけど…」
「良いよ、分かってる
初めて来た所で、初めて出会った奴に
何の下心も無く、何でも親切に世話してくれる…
何かあるかも…と疑うのは当たり前だ」
海斗の心理を当たり前のこと…と、特に気にしていないラルク
「事実、そういう奴らもいる
カイトぐらいの疑いを持ってる方が良い」
ラルクの言葉に、海斗はコクリと頷く
そして、まだ自分に抱きつく陸斗を見る
「リクト、お前はもうちっと人を疑った方が良いかもな…
まぁ、その疑わない心も良いんだけどな」
「んじゃ、俺はこのままで良いや
そういう頭使うことは
海斗に任せてるし」
特に気にしていない陸斗は
ケラケラ笑っていた