風の音色
「ラルク、この世界について
知ってる限りで良いから、教えてくれる?」
海斗の言葉にラルクは頷き、陸斗を剥がして椅子に座らせる
「この世界は、分からないことが一杯なんだ
オレはたまたま、村から出ることが多くて
他の村人よりは知ってることが多い
ただ、少し多いだけなんだ」
自分が知っていることは、極わずかでしかない…ということを
初めに2人に伝えるラルク
それをただ頷いて聞く2人
「基本的に、この辺りはあまり他の村と交流が無い
それぞれ独立してんだ
だから、隣に村があっても
その村ことを知る奴はいない
そんなんだから
のんびりしてる村や
暗い感じの村もある
危ない村だって勿論ある」
危ない村…と言われ
陸斗が冷や汗をかく
「オレも一度、道を間違えて変な村に行ったことがあってな
たまたま、少しケンカが強かったから何となったけどな
どこも、同じような村とは思わないことだ」
コクコクと陸斗が激しく頷く
「ねぇ、お金はどうすれば良いの?」
海斗が現実的な質問を投げかける
「金は、その辺にいる動物狩って売れば良い
薬草とかだって売れるしな」
どうやら、お金を稼ぐのは難しくないようだ
「そっか、なら何とかなりそうだね」
「あぁ、まぁこんなもんかな
これ以上は、その場になってみねぇと分からねぇな」
「うん、分かった」
本当に少ない知識だが
全く何も無いよりは幾分か良い
「オレは明日自分の村に帰るが
お前らはどうする?」
一緒に来ても良いけど…という意味を含んでいる一言
「いや、僕達は僕達で進むよ
気が向いたら、ラルクの村にも行く」
「そっか、ちゃんと決めてるなら良いんだ」
「海斗~、アテあんのかよ~」
「無いよ、でも、ラルクと一緒にいると
きっと、離れて旅に出にくくなると思う
特に陸斗が」
ピシャリと一言
陸斗はギクッと肩を震わす
「そのためには、早めに単独行動をした方が良い
心配しなくても、ラルクの村にも行けばいい話だから」
「分かったよ」
2人はラルクと別れて行動することになったのだった
知ってる限りで良いから、教えてくれる?」
海斗の言葉にラルクは頷き、陸斗を剥がして椅子に座らせる
「この世界は、分からないことが一杯なんだ
オレはたまたま、村から出ることが多くて
他の村人よりは知ってることが多い
ただ、少し多いだけなんだ」
自分が知っていることは、極わずかでしかない…ということを
初めに2人に伝えるラルク
それをただ頷いて聞く2人
「基本的に、この辺りはあまり他の村と交流が無い
それぞれ独立してんだ
だから、隣に村があっても
その村ことを知る奴はいない
そんなんだから
のんびりしてる村や
暗い感じの村もある
危ない村だって勿論ある」
危ない村…と言われ
陸斗が冷や汗をかく
「オレも一度、道を間違えて変な村に行ったことがあってな
たまたま、少しケンカが強かったから何となったけどな
どこも、同じような村とは思わないことだ」
コクコクと陸斗が激しく頷く
「ねぇ、お金はどうすれば良いの?」
海斗が現実的な質問を投げかける
「金は、その辺にいる動物狩って売れば良い
薬草とかだって売れるしな」
どうやら、お金を稼ぐのは難しくないようだ
「そっか、なら何とかなりそうだね」
「あぁ、まぁこんなもんかな
これ以上は、その場になってみねぇと分からねぇな」
「うん、分かった」
本当に少ない知識だが
全く何も無いよりは幾分か良い
「オレは明日自分の村に帰るが
お前らはどうする?」
一緒に来ても良いけど…という意味を含んでいる一言
「いや、僕達は僕達で進むよ
気が向いたら、ラルクの村にも行く」
「そっか、ちゃんと決めてるなら良いんだ」
「海斗~、アテあんのかよ~」
「無いよ、でも、ラルクと一緒にいると
きっと、離れて旅に出にくくなると思う
特に陸斗が」
ピシャリと一言
陸斗はギクッと肩を震わす
「そのためには、早めに単独行動をした方が良い
心配しなくても、ラルクの村にも行けばいい話だから」
「分かったよ」
2人はラルクと別れて行動することになったのだった