風の音色
「何なんだよ?何か一言くらい返してくれたった良いじゃんか」
「異教徒…」
「は?」
「呪われし者…」
「…」
街人と思われる人から、微かに発せられた言葉がソレだった
「神は、全く同じ人間など…作らぬ!」
一番後ろにいる真っ黒な布で全てを覆う人物がそう言う
一番後ろにいるにも関わらず、しっかり見えるのは、何か台にでも乗っているのだろう
(…ん?)
「は?意味わかんねぇーよ」
「異教徒の言葉など聴く必要無し!
滅せよ!!」
「「!!?」」
黒い人がそう言うと、街人が一斉に2人に飛びかかる
「な!?何なんだよ!?」
「僕が知るわけないでしょ!
死にたくなかったら、逃げるしかない!」
人の塊から抜け出し、街の中へ逃げる2人
「呪われし者はあっちだ!追え!!」
「気付かれた…早く行くよ」
走る2人の後ろを、大勢の街人が追いかけてくる
「な、何でこうなんだよ~~!
俺はただ、宿で寝たいだけなのに!!!」
「叫んでると体力消費するよ」
「くそー!!!」
「はぁ…」
パンッ!!
「「!!?」」
2人の間に通った物と、音に2人は振り返る
「海斗…俺の見間違いか?
銃持ってるように見えんだけど?」
「陸斗…気のせいじゃないよ
持ってる…そして撃ってきた」
「んな!?当たったら死ぬぞ!早く逃げるぞ!!」
少し止めていた足を、再び動かす
パンッパンパンッ!!
ピッ!
「クッ!」
「陸斗!」
出鱈目に撃たれていた弾が、陸斗の足をかすめた
「大丈夫?」
「あぁ…平気だ!!」
気合いで立ち上がり、再び走り出す
パンパンパンッ!!
ドサッ!
大量に撃ってくるが、一向に当たらない
2人にとっては、良いことであった
しかし、誰かに当たり倒れる音が陸斗の右側から聞こえた
「異教徒…」
「は?」
「呪われし者…」
「…」
街人と思われる人から、微かに発せられた言葉がソレだった
「神は、全く同じ人間など…作らぬ!」
一番後ろにいる真っ黒な布で全てを覆う人物がそう言う
一番後ろにいるにも関わらず、しっかり見えるのは、何か台にでも乗っているのだろう
(…ん?)
「は?意味わかんねぇーよ」
「異教徒の言葉など聴く必要無し!
滅せよ!!」
「「!!?」」
黒い人がそう言うと、街人が一斉に2人に飛びかかる
「な!?何なんだよ!?」
「僕が知るわけないでしょ!
死にたくなかったら、逃げるしかない!」
人の塊から抜け出し、街の中へ逃げる2人
「呪われし者はあっちだ!追え!!」
「気付かれた…早く行くよ」
走る2人の後ろを、大勢の街人が追いかけてくる
「な、何でこうなんだよ~~!
俺はただ、宿で寝たいだけなのに!!!」
「叫んでると体力消費するよ」
「くそー!!!」
「はぁ…」
パンッ!!
「「!!?」」
2人の間に通った物と、音に2人は振り返る
「海斗…俺の見間違いか?
銃持ってるように見えんだけど?」
「陸斗…気のせいじゃないよ
持ってる…そして撃ってきた」
「んな!?当たったら死ぬぞ!早く逃げるぞ!!」
少し止めていた足を、再び動かす
パンッパンパンッ!!
ピッ!
「クッ!」
「陸斗!」
出鱈目に撃たれていた弾が、陸斗の足をかすめた
「大丈夫?」
「あぁ…平気だ!!」
気合いで立ち上がり、再び走り出す
パンパンパンッ!!
ドサッ!
大量に撃ってくるが、一向に当たらない
2人にとっては、良いことであった
しかし、誰かに当たり倒れる音が陸斗の右側から聞こえた