HERETICAL KIDS
最期の指令
「あ~…ったく、何なんだよ…オレの貴重なスリーピングタイムを邪魔しやがって!!」
一人の少年が、天界の地をトロトロと歩いている
道は、舗装されていない砂利。その砂利道の両側を木々がキレイに並んでいる
少年の機嫌は見ての通り…ご機嫌斜めだ
昼寝の時間を邪魔されたことが、気に食わなかったらしい
そんな少年の、薄い緑の髪を風が優しく撫でた
風に撫でられても、勿論少年の機嫌が戻ることは無い
ゆっくりだが、ズンズンと進んでいく
「ったく…な・に・が『リュート君…首領様がお呼びですので、さっさと行って下さいね♪』だ!!
思いっきり殺気込めやがって!!!あーゆうのを『お・ど・し』っつーんだよ!!
…あ~、怖かった…」
この少年は、2年前史上最年少で卒業した少年…リュート
首領様と言うのは、天界の中で一番上に立つ人のこと
普通の人ならば、首領様に呼ばれたら大急ぎで走っていくところだろう
だが、リュートは余程行きたくないのか…
トロトロ…いや、ノロノロ…ノソノソ…
亀よりも遅いスピードで歩いていた
―神殿―
「…ついた…」
いくら亀より遅く歩いたところで、進んでいることに変わりなく
リュートは目的地に着いたのだった
目の前には、神殿という名の普通の建物
この天界を探せば、いくらでも見つかる普通の一軒家
ただ、首領が住んでいる…という理由だけで神殿と呼ばれているのだ
「あ゛~、オレは何で呼ばれたんだ!!?オレ今日は休みなんだけど!!?
もしかして、任務!!?…いや、それなら中央公園の小屋だし…
ま、まさか…あの騒動がバレた!!!?それとも、その前のやつか?!
いや、それより前の可能性も…いや、アレはバレないだろうし…
あ、もしかして…あっちか!!?
クソッ!心当たりありすぎて分からねぇー!!!」
リュートはそう叫び、神殿の入り口に座り込む
聞こえていれば、確実に問い詰められるだろうが、当の本人そんなところまで頭が回っていない
一人の少年が、天界の地をトロトロと歩いている
道は、舗装されていない砂利。その砂利道の両側を木々がキレイに並んでいる
少年の機嫌は見ての通り…ご機嫌斜めだ
昼寝の時間を邪魔されたことが、気に食わなかったらしい
そんな少年の、薄い緑の髪を風が優しく撫でた
風に撫でられても、勿論少年の機嫌が戻ることは無い
ゆっくりだが、ズンズンと進んでいく
「ったく…な・に・が『リュート君…首領様がお呼びですので、さっさと行って下さいね♪』だ!!
思いっきり殺気込めやがって!!!あーゆうのを『お・ど・し』っつーんだよ!!
…あ~、怖かった…」
この少年は、2年前史上最年少で卒業した少年…リュート
首領様と言うのは、天界の中で一番上に立つ人のこと
普通の人ならば、首領様に呼ばれたら大急ぎで走っていくところだろう
だが、リュートは余程行きたくないのか…
トロトロ…いや、ノロノロ…ノソノソ…
亀よりも遅いスピードで歩いていた
―神殿―
「…ついた…」
いくら亀より遅く歩いたところで、進んでいることに変わりなく
リュートは目的地に着いたのだった
目の前には、神殿という名の普通の建物
この天界を探せば、いくらでも見つかる普通の一軒家
ただ、首領が住んでいる…という理由だけで神殿と呼ばれているのだ
「あ゛~、オレは何で呼ばれたんだ!!?オレ今日は休みなんだけど!!?
もしかして、任務!!?…いや、それなら中央公園の小屋だし…
ま、まさか…あの騒動がバレた!!!?それとも、その前のやつか?!
いや、それより前の可能性も…いや、アレはバレないだろうし…
あ、もしかして…あっちか!!?
クソッ!心当たりありすぎて分からねぇー!!!」
リュートはそう叫び、神殿の入り口に座り込む
聞こえていれば、確実に問い詰められるだろうが、当の本人そんなところまで頭が回っていない