HERETICAL KIDS
「俺も14やで♪」
「同じ歳だったんだ」
「みたいやな♪
ところで、何でリュートはこないな所におるんや?
東京やねんから、表の通りに行けば人ぐらいぎょーさんおるやん
わざわざ人通りの少ない裏の通りにおるやなんて、変なやっちゃな~」
「(東京だったのか…)別に…ただ迷ってココまで来たんだよ…」
少年の喋り方で『関西』とばかり思っていたが、ココは東京らしい
裏路地にいる理由は『迷っている』という、あながち間違いでは無い理由を使う
下手な言い訳を考えれば考えるほど、自滅する…ということはリュート自身がよくわかっている
「そりゃ、あんな地図じゃ迷うよな~
あ!もうこんな時間や!ヤバッ、遅れてまう!!ほな、また明日な!!」
少年はそれだけ言い残して、余程時間が無いのか凄いスピードで走っていった
あまり勢いに、リュートはしばしボーっと立ち尽くしていた
(あ、オレは家探さねぇと…)
我に返り、もらった地図を見る
そこには、今現在の位置からどう行ったら良いのか分かりやすく描いてあった
勿論、目印なども描かれている
(うわ!分かりやす!!!…って、あ…アイツの名前聞いてねぇし…)
自分は名乗ったくせに、相手の名前を聞くのを忘れていたリュート
自分の間抜けさに、ため息をつきたくなった
「(そういえば、なんで『また明日』なんだ?)……はぁ…」
もう一つ疑問が浮かび上がった瞬間、本当にため息をついたリュート
少年の言葉が気になるが、今この場に少年がいないので解決することは出来ない
リュートは諦め、家を探すことにした
少年の描いた地図を頼りに歩き始めた
「同じ歳だったんだ」
「みたいやな♪
ところで、何でリュートはこないな所におるんや?
東京やねんから、表の通りに行けば人ぐらいぎょーさんおるやん
わざわざ人通りの少ない裏の通りにおるやなんて、変なやっちゃな~」
「(東京だったのか…)別に…ただ迷ってココまで来たんだよ…」
少年の喋り方で『関西』とばかり思っていたが、ココは東京らしい
裏路地にいる理由は『迷っている』という、あながち間違いでは無い理由を使う
下手な言い訳を考えれば考えるほど、自滅する…ということはリュート自身がよくわかっている
「そりゃ、あんな地図じゃ迷うよな~
あ!もうこんな時間や!ヤバッ、遅れてまう!!ほな、また明日な!!」
少年はそれだけ言い残して、余程時間が無いのか凄いスピードで走っていった
あまり勢いに、リュートはしばしボーっと立ち尽くしていた
(あ、オレは家探さねぇと…)
我に返り、もらった地図を見る
そこには、今現在の位置からどう行ったら良いのか分かりやすく描いてあった
勿論、目印なども描かれている
(うわ!分かりやす!!!…って、あ…アイツの名前聞いてねぇし…)
自分は名乗ったくせに、相手の名前を聞くのを忘れていたリュート
自分の間抜けさに、ため息をつきたくなった
「(そういえば、なんで『また明日』なんだ?)……はぁ…」
もう一つ疑問が浮かび上がった瞬間、本当にため息をついたリュート
少年の言葉が気になるが、今この場に少年がいないので解決することは出来ない
リュートは諦め、家を探すことにした
少年の描いた地図を頼りに歩き始めた