HERETICAL KIDS
「終わりっと…少ないから片付けもすぐ終わったなぁ…」

そんなに多くない荷物は、ものの30分ほどで片付いてしまった
リュートはボフッとベッドに座り込み、部屋を見回す
1人部屋にしてはカナリ広い
実際、ベッドはシングルが2つ並んで置いてある
きっと2人用なのだろう
他の部屋がどれくらいの広さかは分からないが、多分この部屋が一番大きいだろう

「あぁ…腹減ったなぁ…(20時かぁ…そりゃ、腹も減るわ…)」

空腹に納得し、リュートはご飯の準備をしようとキッチンへ向かう

「…さすがに食い物は置いてねぇよな…」

空っぽの冷蔵庫を見て一言
そして、冷蔵庫の扉を閉める

「仕方ねぇ…買いに行くか…」

リュートは買出しに出掛けた
まだ土地のことが分からないので、近くで見つけたスーパーで買い物をする

「こんなもんかな…」

リュートは、米に野菜や肉…飲み物と冷凍食品、お菓子を買ってスーパーを出た
今のスーパーは24時間営業しているものもあり、便利だ
遅い時間に買い忘れに気づいても、買いにくることができる
リュートは買い物袋を両手に帰り道を歩く

―家―

家につき、リュートは買ってきた物を冷蔵庫に片付け、簡単なご飯を作る

「はぁ…1人って慣れてるけど…こんな広い部屋で1人って…虚しいなぁ…」

ご飯をテーブルで食べながら、ポツリと一言
広い部屋に1人というのは、シーンとしていて虚しい
リュートは、テレビをつけて虚しさを紛らわせながら、ご飯を食べていく
食べ終わり、食器を片付け、早々に自室へ戻る

「はぁ~~…何で今更学校なんかに…」

ベッドの上でゴロゴロしながら、ブツブツ文句を言う
リュートとしては、学校に行く時間を情報収集に使いたいのだ
それに、学校に行ったところで、得など見出せない

「あぁ~、メンドクサイなぁ~~!もう寝よう…」

考えるのが、嫌になったリュートは翌日に備え寝ることにした
色々動き回ったので、リュートはすぐに眠りについた
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