HERETICAL KIDS
「何やリュート、どないかしたんか?
ん?また迷子か?」
何処かで聞いたような喋り口調
リュートの状態を正確に見抜いた少年は、昨日出会った少年だった
「う゛っ…まぁ、そうなんだけど…
『しょくいんしつ』っていう人、何処にいるか知ってるか?
オレその人のいる場所知らねぇんだよ…で、知ってんのか?
早くしないと、その人移動しちまうだろ!!?
…って…ん?」
自分の不安を一通り噴出させてから、リュートは気がついた
自分は凄く真剣に話しているのに、すぐ側にいる少年は口に手をあて、肩を小刻みに震わせながら笑いをこらえている
「あははははは!!!もう無理!……こ、こらえられへん!!
あははははは!!!!」
「(何でオレ笑われてんだ?変なとは言ってねぇけど?)笑ってないで、教えてくれよ」
何故笑われているのか、考えても分からないリュート
少々ムッとしたが、早く教えてもらおうと、少年を急かす
もともと、指定された時間より20分オーバーしているのだ、気が急くのは仕方が無い
「クククッ…はぁはぁ…あははは…クッ…ふぅ…
あのな、職員室って言うのは、人の名前やの~て、クククッ…
部屋の名前や!そやから移動せんし、したら怖いわ!」
少年は笑いをこらえながら言いきると、再び笑い始めた
どうやら、少年のツボにはまったらしく、しばらく笑っていた
「うわぁ…マジで?
ってことは、オレの勘違いかよ…」
リュートは、手で顔の半分くらいを隠した
その顔は、少し赤くなっていた
「はぁ…まぁ、気にせんとき
ほな、行くで~」
笑い終えた少年は、リュートの了承を得ないで手を掴み、スタスタ歩きだした
もちろん、職員室に向かって
ん?また迷子か?」
何処かで聞いたような喋り口調
リュートの状態を正確に見抜いた少年は、昨日出会った少年だった
「う゛っ…まぁ、そうなんだけど…
『しょくいんしつ』っていう人、何処にいるか知ってるか?
オレその人のいる場所知らねぇんだよ…で、知ってんのか?
早くしないと、その人移動しちまうだろ!!?
…って…ん?」
自分の不安を一通り噴出させてから、リュートは気がついた
自分は凄く真剣に話しているのに、すぐ側にいる少年は口に手をあて、肩を小刻みに震わせながら笑いをこらえている
「あははははは!!!もう無理!……こ、こらえられへん!!
あははははは!!!!」
「(何でオレ笑われてんだ?変なとは言ってねぇけど?)笑ってないで、教えてくれよ」
何故笑われているのか、考えても分からないリュート
少々ムッとしたが、早く教えてもらおうと、少年を急かす
もともと、指定された時間より20分オーバーしているのだ、気が急くのは仕方が無い
「クククッ…はぁはぁ…あははは…クッ…ふぅ…
あのな、職員室って言うのは、人の名前やの~て、クククッ…
部屋の名前や!そやから移動せんし、したら怖いわ!」
少年は笑いをこらえながら言いきると、再び笑い始めた
どうやら、少年のツボにはまったらしく、しばらく笑っていた
「うわぁ…マジで?
ってことは、オレの勘違いかよ…」
リュートは、手で顔の半分くらいを隠した
その顔は、少し赤くなっていた
「はぁ…まぁ、気にせんとき
ほな、行くで~」
笑い終えた少年は、リュートの了承を得ないで手を掴み、スタスタ歩きだした
もちろん、職員室に向かって