恋愛不向きの彼の愛し方
「あー、ほら、そういう目、危険だなー」
「え?」
「男からすると今夜は誘ってもOKって感じるよ。特に怜香ちゃんなんか彼氏持ちだから、やり逃げOKで楽チンだからね」
「…………」
絶句ってこういう事だろうか。そんなつもり毛頭ないのにそんな風に見えてしまうとは。
「どんな彼氏と付き合ってるの?」
「えっ!?」
「彼氏は、怜香ちゃんのこと心配でたまんないと思うよ。俺だったら、合コンについていくよ。だから、許してくれる彼氏ってどんなかな――って気になるじゃん」
「とても優しくて、頼りがいがあって私には勿体ないくらいの人です。あッ、笑顔がとても素敵なんですよ!でも、今日は、ピンチヒッターを突然頼まれたから、許してもらったわけでは……」
陸哉のことになると途端に饒舌になった私。それが面白くないのかやや不機嫌な顔をした海斗さんは握るグラスに目を向けたまま言葉を続けた。
「え?」
「男からすると今夜は誘ってもOKって感じるよ。特に怜香ちゃんなんか彼氏持ちだから、やり逃げOKで楽チンだからね」
「…………」
絶句ってこういう事だろうか。そんなつもり毛頭ないのにそんな風に見えてしまうとは。
「どんな彼氏と付き合ってるの?」
「えっ!?」
「彼氏は、怜香ちゃんのこと心配でたまんないと思うよ。俺だったら、合コンについていくよ。だから、許してくれる彼氏ってどんなかな――って気になるじゃん」
「とても優しくて、頼りがいがあって私には勿体ないくらいの人です。あッ、笑顔がとても素敵なんですよ!でも、今日は、ピンチヒッターを突然頼まれたから、許してもらったわけでは……」
陸哉のことになると途端に饒舌になった私。それが面白くないのかやや不機嫌な顔をした海斗さんは握るグラスに目を向けたまま言葉を続けた。