半分の心臓
パンをちぎりながら
朝のニュース番組に
貴重な脳を費やすが
ガチャガチャ音はするものの
興味がないためか何度見ても
アナウンサーの名前すら覚えられない。
メガネのおじさん。
ほくろのおじさん。
比較的若い姉さん。
こんな程度だ。
パンを食い終わると
残るは牛乳。
コイツは難敵だ。
こんなものを好んで飲んでいる奴の気が知れない。
「はぁ・・・」
ミルクに関しては
すでに戦意も喪失。
ため息は絶えない。
何度、朝食は
ボクしか食べないのだから自分で準備すると、言っただろうか。
それにもかかわらず、
あの人は用意して出かけるのだ。
しかも、怒りのおまけ付きで。
「ありがた迷惑だ!!」
一度、言った事もある。
しかしその一言は母の逆鱗に触れ、
小さな牙も折られてしまった。
そんなボクにできることは
目前にある問題を
どう処理するかのみ。
言われるがままの操り人形。
「・・・ったく」
この脱脂粉乳の処理には本当に困る。
朝のニュース番組に
貴重な脳を費やすが
ガチャガチャ音はするものの
興味がないためか何度見ても
アナウンサーの名前すら覚えられない。
メガネのおじさん。
ほくろのおじさん。
比較的若い姉さん。
こんな程度だ。
パンを食い終わると
残るは牛乳。
コイツは難敵だ。
こんなものを好んで飲んでいる奴の気が知れない。
「はぁ・・・」
ミルクに関しては
すでに戦意も喪失。
ため息は絶えない。
何度、朝食は
ボクしか食べないのだから自分で準備すると、言っただろうか。
それにもかかわらず、
あの人は用意して出かけるのだ。
しかも、怒りのおまけ付きで。
「ありがた迷惑だ!!」
一度、言った事もある。
しかしその一言は母の逆鱗に触れ、
小さな牙も折られてしまった。
そんなボクにできることは
目前にある問題を
どう処理するかのみ。
言われるがままの操り人形。
「・・・ったく」
この脱脂粉乳の処理には本当に困る。