墜ちた羽根
感じたのは手に付けられた手錠の冷たさだけ。
とっとと終わらせてくれ。どうせ俺は死刑なんだろ?
「死刑とする。執行は2週間後に」
やっぱりな。
残された時間はあと2週間か…長すぎる。
明日でも良いのに。漸く終わった裁判。
誰かが俺の傍に歩み寄って来ている事に気付いた。
半獣のババアとジジイだった。
「何だジジイにババア、俺を見て楽しいか?」
ババアは数秒俺を睨むとこんな事を言った。
「ババアって失礼な…まだまだ300歳だって言うのに。…人殺し」
「幾らでも言えよ…見た目は幼い300のババア」
「死ぬんですってね、清々するわ。じゃあね、行くわよアオ」
「あ、待ってよモモ」
とっとと終わらせてくれ。どうせ俺は死刑なんだろ?
「死刑とする。執行は2週間後に」
やっぱりな。
残された時間はあと2週間か…長すぎる。
明日でも良いのに。漸く終わった裁判。
誰かが俺の傍に歩み寄って来ている事に気付いた。
半獣のババアとジジイだった。
「何だジジイにババア、俺を見て楽しいか?」
ババアは数秒俺を睨むとこんな事を言った。
「ババアって失礼な…まだまだ300歳だって言うのに。…人殺し」
「幾らでも言えよ…見た目は幼い300のババア」
「死ぬんですってね、清々するわ。じゃあね、行くわよアオ」
「あ、待ってよモモ」