墜ちた羽根
「あ、来たみたい」
振り向けばさっきの鳥がまた何かを掴んでいる。
だけどあれはどう見ても箱だった。
瞬間、鳥は女の子になった。あの時のモモちゃんだった。
モモちゃんって鳥になれるんだ、と驚いていた。
「モモは半獣人なんだ。隣にいる狼のアオもね」
ハルヤ君はそう説明した。
だけど特に私は驚く事もしなかった。
今はオウヤ君の方が気になっていたから。
早く無事をこの目で見たい。
「アオも手伝ってよ。重いんだから」
「そうだね、アオ。女の子1人には大変だから手伝ってあげなさい」
モモちゃんが訴えて、ハルヤ君も彼に言う。
狼はアオ君に姿を変えて走って行った。
私も手伝おうとしたのだけど、
ハルヤ君に止められた。“ショックが酷くなるから”と。
何の事なのか分からなかった。
振り向けばさっきの鳥がまた何かを掴んでいる。
だけどあれはどう見ても箱だった。
瞬間、鳥は女の子になった。あの時のモモちゃんだった。
モモちゃんって鳥になれるんだ、と驚いていた。
「モモは半獣人なんだ。隣にいる狼のアオもね」
ハルヤ君はそう説明した。
だけど特に私は驚く事もしなかった。
今はオウヤ君の方が気になっていたから。
早く無事をこの目で見たい。
「アオも手伝ってよ。重いんだから」
「そうだね、アオ。女の子1人には大変だから手伝ってあげなさい」
モモちゃんが訴えて、ハルヤ君も彼に言う。
狼はアオ君に姿を変えて走って行った。
私も手伝おうとしたのだけど、
ハルヤ君に止められた。“ショックが酷くなるから”と。
何の事なのか分からなかった。