-astral-星に捧ぐ少女
「どうして…どうしてっ…」
涙がポロポロと流れる。
自分自身が恐ろしかった。
「…私はどうしたら……」
私は一体どうしてしまったのでしょう…
二人に拒絶されたら…
私っ………
―ガチャ
「っ!!?」
部屋の扉が開き、私の肩はビクッと震えた。
「…フィリア…?」
戸惑うユーシスの瞳が私に向けられる。
私は目を逸らし俯いた。
私はユーシスに何をどう詫びればいいのでしょう…
「…具合は…もういいのか?」
戸惑いながらも笑顔を浮かべるユーシスに私はさらに俯く。
「…あー…俺、外出てるな、一人になりたいだろうし…」
そう言って出ていこうとするユーシスに咄嗟に私は…
「待って…行かないで下さいっ!!」
今一人になるのは嫌です…ユーシス…私を嫌いにならないで下さいっ…
そんな思いでベッドから降り、ユーシスへと手を伸ばす。
「…ごめんな…っ…」
そう言ってユーシスは部屋を出て行ってしまった。