-astral-星に捧ぐ少女
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あれから五日。
今日が長との面会日。
私はいつ開かれるか分からない扉をじっと見つめる。
「………長」
私をこの塔に閉じ込めた張本人。
私は…どうなるのでしょう…
殺されるのでしょうか…
「それも…運命…でしょうか……」
ここで死ぬのも運命…
ここで死ねたなら……
あの残酷に繰り返される運命からも、大切な人を失う恐怖からも逃げられる…
本当の幸せかもしれない…
「もう…楽になりたい…」
早く…楽になりたい…
苦しくて…この生き地獄から抜け出したい…