-astral-星に捧ぐ少女
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『…フィリア・ガーラント』
誰かに名を呼ばれた。
私はゆっくりと瞳を開ける。
すると…………
「…わぁ……」
金色の光に包まれた世界が広かっていた。
綺麗な光……
『我が声が通じた…時は満ちつつある……』
「あなたは…誰ですか…?」
私の声に反応するかのように光が私の目の前に集まり出した。
―シュンッ
それは人のような形を象り、そして…
「…神…様……?」
お父さんが小さい頃にくれた本に描かれていた神様の姿と瓜二つだった。
白い翼を持ち、純白の衣に身を包んだ美しい女性がいた。
その繊細な絹のような肌をした手を私に差し延べる。