-astral-星に捧ぐ少女


「っ…ユーシス、どうした!?」


いつ現れたのか、カースやダンテも黒ずくめの集団と戦っていた。



「…アイリス…だ……」

「なんだって!?」


カースは目を見開く。


カースにとっても彼女は友人だ。


それに…カースはあの時あの場にいなかった。
驚くのも無理ない。


俺は簡単に事情を説明した。



「…信じられない…君が…」



カースは信じられないと何度も繰り返す。


それは俺も同じだった。



今敵として前にはだかっても、まだ信じられないのだ。


彼女が俺達の敵だなんて…







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