-astral-星に捧ぐ少女
「それはもう、全てを手に入れるに相応しい最高の舞台を。…それまであなたは生かす事にしますよ。ダンテ・ハイベルト」
「!!!!」
何で俺の名前を知ってやがんだよ…
こいつ、底知れねぇ何かを感じる。
例えるなら…そう、恐怖だ。
「また会いましょう。世界の終わりで…」
世界の終わり?
―グワンッ
空間が歪み、体が歪んだ空間に引き込まれる。
「しまっ……」
しまった。
完全に油断していた。
「…ではまた…」
その言葉を最後に、俺は意識を失った。