-astral-星に捧ぐ少女


未来があるユーシスを、私が縛る事は出来ない。


だから……


「私は…ユーシスの幸せを祈っています。どうか、私達が紡ぐ未来で幸せに…」


その言葉にユーシスは何かを言いたげに口を開いて、すぐに閉じた。


「約束する…俺の剣に誓って…」


ユーシスは剣に触れ、私に笑顔を向けた。


これで想い残すことは無い。私達は顔を見合わせ、互いに頷いた。









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