-astral-星に捧ぐ少女


「もし良かったらこれから城を案内してやるよ!」


ユーシスの誘いに断る理由もなかったので素直に頷く。


「ありがとうございます。でも城って…あのお城ですか?」


お姫様が住まう大きな建物と本には書かれていましたね。


「お?多分フィリアが想像してるのと同じだと思うぞ」


お城…何で私はそんな立派な所にいるのでしょう…


「ほら、行くぞフィリア」


ユーシスが手を引いた。
私は引っ張られるまま部屋を出たのだった。









< 36 / 357 >

この作品をシェア

pagetop