-astral-星に捧ぐ少女


「うちの教皇がここまでクロードを統一したからだな。あの人はすごい人だ…だから俺も騎士になったんだ!」


ユーシスの瞳がキラキラしている。


教皇様はきっと素敵な方なのでしょう…


「ユーシスが尊敬する教皇様に私も会ってみたいです。きっと…とても素敵な方なのでしょうね」


だって…こんなにも美しい花を咲かせる国ですもの…


「そろそろミサが終わる時間だからな、会いに行くか!」


「…え、えぇ!?」


そ、そんな気軽に会えるような方なのでしょうか…


「俺に任せとけ!」


ニッと笑うユーシスに何も言えず、私はついて行くのだった。











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