-astral-星に捧ぐ少女
「今度は土に埋めるぞ!!!」
「ははっ…僕は純粋に彼女の家族になりたいだけだよ」
「純粋じゃないだろ!!!」
こうして私は騎士団の皆さんに紹介された。
私の部屋の中にあるもう一室にユーシスが寝泊まりする事になった。
ユーシスは何だかソワソワしていたけれど夕食も一緒に食べて、寝る前まで沢山話をした。
私は窓を開けた。
夜風が私の髪を撫でる。
「…大丈夫…でしょうか…」
私のせいで彼等が傷付く事があったら……
私と関わったせいで…
でも今は…ここしか私の頼る場所が無い。
人の温かさを知った今…
あの塔へ帰るなんて…
考えるだけで恐ろしい…