-astral-星に捧ぐ少女
「重這のアストラル!!!」
―ゴワアアアア
急に体が重くなり、私達は地面に膝をついた。
「な、何だよ!!?」
ユーシスは剣を支えにゆっくりと立ち上がる。
「見つけたぞフィリア・ガーラント!!!うろちょろしやがってこの野郎…」
深緑の髪、眼帯をつけた男性が空中に浮いたまま私を睨みつけている。
「あ…あなたはっ…」
あの時の眼帯さん??
「お?知り合いか!!?」
ユーシスの言葉に私は沈黙してしまう。
知り合い………
知り合い…では無い…ですよね………?