-astral-星に捧ぐ少女
2章.黒と記憶と塔

太陽の町、星の出会い



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城へ来てから数日、今日はユーシスと城下町へと来ていた。


「これが城下町サンマイル。太陽の町とも言われてる」


「…町…。町には人が沢山いるのですね…」


「あったり前だろ!!
町にこそ人在りきってな!」


ユーシスは快く町を案内してくれた。


町…………


お店と呼ばれる品物屋に
食べ物屋………


全てが初めて見る物ばかりです……


キョロキョロしていると、私はあるお店で美しい髪止めを見つけた。


自然に足を止めてそれに魅入る。


翡翠色の石が埋め込まれた髪止め……


なんて美しいんでしょう…



この国でしか採れない
宝石なのでしょうね……








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