-astral-星に捧ぐ少女
「照れなくてもいいじゃない。お似合いよ」
「そんな事……」
もじもじとする私を気にもせず、アイリスは私に近づく。
「でも…あなたに恋なんて許されるかしら?」
「え……?」
突然冷たくなったアイリスの声に私は目を見開く。
とても冷たく妖艶な瞳をしていた。
「ねぇ…あなたは沢山の人間を不幸にするわ……」
アイリスはベッドにいる私に覆い被さる。
「沢山の人間を…不幸…に…」
アイリスの瞳が赤く染まる。まるで血のように…
「そう…あなたの存在は罪そのものよ……」
「…つ…み……」
アイリスの瞳を見ていると、自分の心が氷っていくよう……
「でも…許される方法があるわ……」
アイリスは私を押し倒し、指で私の唇をなぞる。