愛をささやけるのならば
天使・・・ペギー・・・・・・。

ほんと、意味わかんない。


放心状態の私に今度はペギーが質問してきた。

「あたしが名前教えたんだから、あんたも教えなさいよ。名前、何?」

「私、は・・・」

どうして?

わからない。

思い出せない。

自分の名前なのに。

「やっぱり。あんた、死んだショックで全部忘れちゃってる」

「え・・・?」

ちょっとまって。

私・・・わたし・・・・・・

「死んだの?」

「そう、あんたは死んだ。だからここにいるの」


ここは、死んだ者がいく世界と生きている者がいる世界のはざま。

と、ペギーが説明してくれた。

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