愛をささやけるのならば
「みーほ!今日の帰り、ドーナツ食べてかない?」

「あ、いくいくー!あの新しい店でしょ?楽しみ~」

これは、私の記憶の中?

もう一人の私が、楽しそうに話している。

あいては友達のちかチャン。

ほんと、楽しそう・・・。

そう思った瞬間、いきなり記憶の中の時間が変わった。


そらはもう赤くなっていた。

そんなとき、私はドーナツショップの近く歩いていた。

ちかチャンは部活があるし。

1人でドーナツショップの正面にある木に寄りかかって待っていた。

まだかな、そんな感じだった。

すると、近くにいたおばさんがなにか悲鳴のようなものをあげた。

次の瞬間―――


ドンッ バキバキバキッッ


ほんとに、一瞬の出来事だった。
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