愛をささやけるのならば
私が、大きなトラックにひかれた。

私が、無残な姿でみんなに見られてる。

どうして?

事故をしたのは記憶の中の私。

でも、イタイ。

心?体?

わからないけどイタイ。


気がついたら泣いてた。

私、死んだのに泣けるんだね。

もうやだ。

こんなのみたくないっ。

こんなに辛いものだったなんて。

早く私をさっきのところにかえして!


そう思ったとたん、またしゃがみこむように意識を失った。
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