愛をささやけるのならば
「おかえりー。・・・あっれぇ?泣いてんの、あんた」

気がついたら、またペギーが私の前に浮いていた。


「私、ほんとに死んだんだね・・・」

「あたりまえじゃん。つか、やっぱ死ぬと情緒不安定になるのかねぇ」

なんかペギーがブツブツ言ってる。

でも、そんなの聞けないくらい私のココロはぐちゃぐちゃ。

しかもなんか、さっき見てきたことよりずっとずっと大切なことを忘れてる気がする。

気のせい・・・だよね。

てか、リアルに情緒不安定かも。

涙とまんないし。

なんかイライラしてきたし。


「おーい。まだ泣いてんのぉ?」

「ほっといてよ・・・」

思わずペギーを睨んでしまった。

「なに怒ってんの。それよりさぁ」

そう言いながらペギーが近づいてきた。

やめてよ、今私イライラしてるんだから。

そう言おうとしながら1歩後ずさった。


ズブッ


・・・へっ?

きゃああぁぁぁぁあああ!!!!

落ちちゃった・・・ぽい?





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