雛ちゃんと垢くん。
ごんっ

「えっ…」

笠倉くんが机をくっつけてきた。

「あ…あの…「教科書。…………ないんでしょ。見れば。」

私の言葉をさえぎってたんたんと言った笹倉くん。

しゃ…喋った…!!!
笹倉くんが喋りまちたぁーー!!あ、カンジャッタ。(笑)

あ、お礼を言わなければ…
「あ…ありがとうございますっ」
「……………」
あ、無視した。
戻った。

さっきのは超貴重現象だったのでは…!?

何故か私はとてもいい気分になっていた。
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