小学生と暴走族【夜桜】
第九章
「いまだ。足音が消えた」
「よーし。じゃ、いっくよー」
私はドアを思い切り蹴破った
ズドンっと言う音が倉庫内に響き渡る
「よし。誰もいない」
ランドセルはあとで取りに来る
私と慧は急いで階段へ向かった
「ちょっとまて。1階に誰もいないか確認してからじゃないと」
私は少しの隙間から1階を覗いた
「3人」
「いける」
慧の言葉で私と慧は階段を駆け下りた