小学生と暴走族【夜桜】
「私はいらない! 必要ない! お前もどうせ私を嫌いなんだろ!」
意味が分からなかった
俺が青を嫌いになるはずがない
青の目は俺を見ているが見ていなかった
「俺は青を嫌いじゃない」
「黙れ! 私は生きていてはいけないんだ! 消えたほうがいい!」
ここで、圭一がきた
「おい! 青!」
「ぅ……ああああああぁああぁあ!!!」
青がガラスの破片を振り回し始めた
それは圭一の頬をかすめた
「っつ……」