小学生と暴走族【夜桜】
圭一~side~
青の兄貴のことを聞いたとたん、青は床に崩れ落ちた
「青!?」
しかし、すぐに立ち上がった
だが、なにかが違う……
「……僕が出たってことは、君たちは青の兄貴について聞いたんだね?」
一瞬のことで、なにが起きたのか理解できなかった
櫂にいたっては完全に固まってしまっている
「あ、紹介が遅れました。僕は青の第二の人格……赤とでも名乗っておこうか」
話しがどんどん進んでいって頭がこんがらがってくる
「お前……誰だ?」
「いやだから今言ったでしょ。
僕は青の第二の人格赤だよ」
「いやだから、第二の人格ってなんだ?」
「そこからか……」
青……いや、赤はフゥ……とため息を吐いた