小学生と暴走族【夜桜】



「私は……また……」



体の震えが止まらなかった



またやってしまった



兄ちゃんのときだけじゃなかった……



もう、3度も……



涙がぼろぼろと出てきた



圭一は何も言わずに私を抱きしめた



圭一の腕は、いつもより温かかった



「俺が、青と夜桜を守ってやる」



私を落ち着かせるのには、その言葉だけで十分だった



「……弱いくせに」



聞こえないように小さく呟いた








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