小学生と暴走族【夜桜】
見てみると、圭一はすごく驚いた顔をしていた
「……ハハッ……青にはなんでもお見通しってわけか」
手で顔を覆っていた
隙間から見えた顔は、真っ赤に染まっていた
「りんご野郎」
それを見て出た言葉がこれ
だって、すごいりんごみたいだし
このときがいつまでも続くとは、限らなかった
あいつがまた兄ちゃんと同じ目に会うかも……
とわかっていたら、まだ間に合ったのかもしれない
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