小学生と暴走族【夜桜】
「アイ……?」
「あぁ、俺の姉貴で、漢字は藍色の藍」
藍(アオ)と同じ漢字……
「気をつけろよ。変な趣味してるし変人だし」
そのとき、鈴の後ろに一人の女の人が立っていた
「変人とはなんだ小童が」
そして、鈴の頭をガツンとたたいた
「いでっ!
何すんだ姉貴!」
鈴は痛そうに頭を抑えて縮こまった
そんな鈴をほうっておいて藍……さんは私のほうを向いた
「……誰? 鈴の隠し子?
まさかあんたその年で……」
「ちげぇよ!
その子は新しく入った夜桜の仲間だ
真田 青っつーんだ」