教室の窓から
授業
今は5月、学校が始まってから、1ヶ月が過ぎた。
始業式の次の日に、係・委員会決めをした。
私は委員会をやる気にもなれず、高杉先生の教科の社会科係になった。
私が高杉先生をスキということは、あっという間に、学年中、学校中、もちろん職員室にまで広まった。
「次の授業、高杉先生だよー!」
私は前の時間の授業が終わり、休み時間になったので、実玖に抱き付きながら言った。