僕が離婚を決めたわけ
またしばらく経って

泥酔で帰ってきて…友達も連れて帰ってきた

それも早朝で…またドタバタ大きな音を出して…

声はとても怒っているようで…

僕はやっぱり怖くて寝たふりをした

「最悪や…Rに嫌われたかもしれん!」

とか言いながら、苛立ちを隠そうともせずに

旦那は友達の分の布団を荒っぽく用意して

自分も友達と同じ部屋で寝ていた

僕を起こさないように…という理由からだが…

僕は既に起きていた

旦那にとってRさんはとても大切な存在だと思った

それに嫉妬心も起きなければ、Rさんを憎いとも思わなかった

だって、僕は普通じゃない…

そもそも、好きのレベルが旦那の好きとは格段に違うと自覚していた

だから、怒る資格もない…と思っていたのかもしれない
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