幼なじみは運命

今日は、待ちに待った文化祭。
今日まで、放課後を使って、打ち合わせをしてきた。

私達のクラスは、「メイド＆ホスト喫茶」をやることになった。
女子は、厨房とメイドに分かれた。私は、メイド。
男子は、厨房とホストに分かれた。蓮は、ホスト。
未紅ちゃんもメイド。

始まった直後から、蓮の人気は、予想をはるかに超えた。
で、何か私を指名する人も結構いる。
未紅ちゃんを指名しようとする人には、尚登君が鋭い視線を送る。
私は、紅茶を運ぶだけでも、もうくたくた…
「未紅ちゃーん。疲れた…」
「私は、あんまり指名されなかった。」
まぁ、尚登君が…
「でも、蓮君人気だね？」
「それは言わないで～。」
そう、蓮はすごく人気で、３０分待つ人もいる。

「美由莉。バスケの試合見に行こう？」
「えっ、でもお店が…」
「大丈夫。変わってもらっているから。蓮君出るんでしょ？」
「うん。行こう。」
私達は、蓮と尚登君が出る、バスケの試合を見に行くことにした。
体育館に着くと、もう前のほうは席がなかった。
しかたなく、一番上の席で見る事にした。