幼なじみは運命
学校に着くと、掲示板にクラス表が貼ってあった。
あたしは…1年B組。蓮は…あっ!神様ありがとう。
それに、未紅ちゃんも一緒。
「おはよ、美由莉。」
あっ、未紅ちゃん。
未紅ちゃんは、あたしの友達…長谷川未紅。あたしの神様。
言い過ぎた…あたしの…お姉さん的、欠かせない存在。
「おはよう未紅ちゃん。あたし達、同じクラスだよ。」
「まじで?!超嬉しい。で、蓮君は?」
あたしの気持ちを未紅ちゃんは知っている。
だから、誰にも言えない相談を、未紅ちゃんは、よく聞いてくれる…お姉さん。
「…同じ。」
未紅ちゃんは「やったね」と一緒に喜んでくれた。
あたし達は、蓮に見えないように、喜んだ。
「おい、美由莉…行くぞ。」
「へ?何処に?」
蓮は顔にシワを寄せて、顔をあたしに近づけて、一言。
「教室。お前…バカ?」
と、一言言い放った。バカは余計ですよーだ。
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