COLOR



―「僕ね、藍の事が」「知ってるよ」



「藍を好きなの、知ってるよ?」―






何で、こんな時に思い出すの



もう思いださないって決めたのに









「・・・ん、りん 鈴!」




「え!」




藍に言われて はっとする




「どうしたの?」




「いや、何でもない」




「朝もそれだった。何かあったんじゃないの?」




「そうなのか!」




音晴が会話に入ってくる





「何もないって」



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