COLOR
「過去を忘れて、前に進む勇気だって時には必要なんだ」
この言葉は私の心にズサっと刺さった
いつまでも、過去に囚われ過ぎてたのかもしれない
「鈴、お前にどんな過去があったかは聞かねぇ
でも、いつか言いたくなった時に言え
お前は1人じゃない、俺達がいる事
それだけは忘れるんじゃねぇぞ」
そう言って、私の髪をぐしゃっと撫でる
「ところで・・・
音晴入学式さぼったー」
「お前もだろ!」
この他愛もない会話は
私達の特別な青春の1ページに追加されていく...