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利用された恋
朝
起きて洗面台へ向かう
顔を洗って、
胸下まできた長い髪を
櫛で梳かす
梳かしながら昨日の事を思い出す
再婚相手の話を聞かされた
聞きたくなかった
お父さんがお母さん以外の女性の話をするなんて
話を聞くだけだと、昔の不倫相手ではなさそうだった
私のお母さんは1人
代理なんていらない
例え、記憶が薄くても
あの笑顔は絶対忘れない
そして
今日は、ある事を決心し
家を出る
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