魔性の女? 受付嬢・小出めぐみの秘密
 私は考えた末に、思い切って決断した。

 …じゃなくて、私は何も言わずにその場をサッサと立ち去ったのだ。

 この夜、江崎先輩からメールが来た。

>藤瀬を渡してくれるのね?<

 私は嫌な気分で返信メールを送った。

>どうぞ、御自由に。エッチするなり可愛がるなり、先輩たちの好きなように<

 すぐにメールが来る。

>よろしい、よろしい。よくぞ決断した。素直で結構じゃなーい? 見直したわ<

 私をホメてくれているのかな?

 でも、恐らく内心では馬鹿にしているかも。

 私はカッとなって持っていたスマホを思わず床に叩き付けた!

 カターンと音を立ててバウンドしたスマホ。

 カーペット敷きだから、壊れずに済んだけどね。

「あの、クソ女! 顔を見ただけでも、ムカムカするッ!」

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