魔性の女? 受付嬢・小出めぐみの秘密
 そしてこの夜、江崎先輩から電話がかかって来た。

 一風呂浴び、寝る前のひと時を過ごしていた時だ。

「藤瀬が小出さんと付き合ってる事が、板倉さんにバレたって?」

 電話で江崎先輩は、いきなり核心に迫って来た。。

「モロにバレバレですよ、モロに」

「バレちゃったんだ、ふーん」

 れ?

 江崎先輩、驚く様子はないようだ。

 俺の方は深刻な状況に動揺しているって言うのに、江崎先輩は平然としている。

「ふーんじゃないですよ先輩」

「藤瀬ったら、なーにカリカリしちゃってるのよ?」

「美咲のヤツが、マジ怒ってて俺と口利かなくなったんですからね」

「嫌われたって事かな?」

「恐らく。しばらくは、アイツからは無視される状態になるかもしれないっすよ」



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