魔性の女? 受付嬢・小出めぐみの秘密
「分かってる。私たちだって早く帰りたいから手短に済ませるって」

 江崎先輩の用って言うのは、お互いのチームの有り方についての話しである。

 チーム江崎、そして我がハート組…。

 お互いがずっと敵対状態になっている。

 事有る毎に争って来たのだ。

 江崎先輩にとっては今の状態はあまり好きではないと言う。

 そこで先輩としては、お互い友好関係を築く事を希望していた。

「私たちと仲良くしたいってワケですか?」

「もし、アナタたちが良ければね」

「グループ同士、チーム同士の付き合いですね?」

「まあね」

 ここで私は提案した。

「だったら、両方の組織を1つにまとめるって事は如何ですか?」

 それまで無表情だった江崎先輩から笑みがこぼれる。

「イイわね、それ」



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