魔性の女? 受付嬢・小出めぐみの秘密
 ギラッとした鋭い目をしてて、まあ怖い事。

 だからと言って、私はビビったりはしない。

「なーによアンタ? 文句有るの?」

「んだとぉ!?」いきなり、私の胸倉を掴んだ弓田さん。顔を真っ赤にして私を睨み付ける。

 江崎先輩はコーヒーを飲みながら、私に忠告した。

「板倉さーん? 弓田さんを怒らせると、怖いわよぉ」

「でしょうね」と言って、私は弓田さんを両手で突き飛ばす。

 弾みで転倒しそうになった弓田さんは態勢を立て直し、私に掴みかかって来た!

 お互い掴み合いである。

 回りのコたちまでが、私に掴みかかって来るんだから始末に追えない。

「イイ加減にしなよ!」

 私はとうとう、ブチ切れた!

 大勢で迫って来る相手方を1人ずつ、片付け始める!


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