魔性の女? 受付嬢・小出めぐみの秘密
 俺は間を置いて質問をし始めた。

 小出さんはずっと、俺の目を見る事は無い。

「誰なんだよ? 一緒に写っている男はよ」

「別に…、藤瀬さんに教える必要はないでしょう?」

 藤瀬さんだって…。

 急に呼び方を変えたではないか。

「なーんで無いんだよ? 俺と言う恋人をいながら、他に色んな男とラブラブだって言うじゃねーか? 写真の、その男もその1人なんだろう?」

「この男はただの…」

「ただの友達だって言ったって、私たちだって騙されないからね」

 いつの間にかそこに立っていた美咲が強気の態度を示している。

「だーかーら」

「正直に答えて!」と、美咲の大きな声。

「新しい恋人ですよ!」と、小出さんは思わず正直な言った。

 秘密がバレて、小出さんは落ち着かない仕草を見せ始める。

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