魔性の女? 受付嬢・小出めぐみの秘密
「でなくて、私自身の事」
「先輩自身の事?」
江崎先輩は最近、雑誌の懸賞に応募して映画のペア鑑賞券が当たったと言う。
その映画とは今、マスコミで話題の恋愛モノらしく、江崎先輩本人も見に行くのを楽しみにしているらしい。
ところがである。
一緒に見に行く予定だった恋人が急な用事で行かれなくなり、代わりの人間を探さなくちゃならないと江崎先輩はボヤいた。
そこでだ。
「悪いけど藤瀬…、一緒に観に付き合って欲しいんだけど」
「俺が?」
「っそう。藤瀬は日曜日は大体、ヒマだって言っていたよね?」
「ハイ。日曜日が何か?」
「その日が特別上映日になっているからね」
「俺でなくても、小出さんを誘えばイイんじゃないですか?」
「どうして、あのコなのよぉ?」
「だって、女同士でしょう?」
「先輩自身の事?」
江崎先輩は最近、雑誌の懸賞に応募して映画のペア鑑賞券が当たったと言う。
その映画とは今、マスコミで話題の恋愛モノらしく、江崎先輩本人も見に行くのを楽しみにしているらしい。
ところがである。
一緒に見に行く予定だった恋人が急な用事で行かれなくなり、代わりの人間を探さなくちゃならないと江崎先輩はボヤいた。
そこでだ。
「悪いけど藤瀬…、一緒に観に付き合って欲しいんだけど」
「俺が?」
「っそう。藤瀬は日曜日は大体、ヒマだって言っていたよね?」
「ハイ。日曜日が何か?」
「その日が特別上映日になっているからね」
「俺でなくても、小出さんを誘えばイイんじゃないですか?」
「どうして、あのコなのよぉ?」
「だって、女同士でしょう?」