大江戸妖怪物語
雪華「私は閻魔王様からの命令で邪鬼退治をしている。第一補佐官として、閻魔王様に付き従うのは当然のこと」
霧雨「じゃーさ、閻魔にも人間界に行けって言ってよ補佐官さん。裁判所にヒッキーになってるとメタボになるぞって言っといて」
雪華「余計なお世話だ。閻魔王様に失礼であろうが」
神門「ま、まーまー、二人ともその辺で・・・」
このままいくと、余計言い争いが加速しそうなので僕は間に入って止めた。
雪華は閻魔王のことをとても信頼しているようで、閻魔王について悪くいうものは総て潰しそうな勢いがある。
霧雨「ま、雪華ちゃんは閻魔にお熱だし仕方ないか~。さっさと江戸に帰ろうー」
雪華「まったく、こいつと一緒にいると調子が狂う・・・」
黒龍「それって恋ってやつー?」
雪華「お前シバくぞ」
僕らは言い争いをしながら、江戸へと歩を進めたのだった。