俺はホモじゃねぇ
ユッキー
「…ん、何だよ!!」


そう、言って来るユッキーの耳に唇を近づけて



「ユッキーは知ってんだろ?大杉が選ぶ相方の事。…チビだろ?!」


ユッキー
「…何だよ、気付いてた?」



そう苦笑するユッキーの肩を叩いた。

同室者が1人減るのは淋しいが…まぁ、これが現実だ。

そして、サポート役のパートナーは同階から選ぶのも決まり。
理由は簡単で、一つの階からパートナーを出し続けたら、その階の寮生が減るからだ。何かとイベント毎は階別が多いため、そういった事が決められているらしい。

でも大杉とチビなら、こたチャンの件は頼みやすい。ある意味、これでよかったのかもと思ったりもする。



「そりゃね。うちのクラスで、俺のプライドをへし折るような事をする奴はいないからな。」


ユッキー
「確かに。モッちゃんの親衛隊にも殺されかねないしな。」



ユッキーは笑って言ったけど、それより『親衛隊』のフレーズに気が言ってしまう。
…こえぇ。



そんな時…

後ろから首元に手が回って来た。
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