俺はホモじゃねぇ

だからと言って、チャラ先輩に謝ろうって気にもなれず。

大杉を選んだ理由を聞こうなんて気にもなれるはずもない。



「…俺、やっぱり許せない!!」


こたチャン
「モッちゃん…意地っ張り過ぎだよ?」



そう笑ってたけど…
だって、 あんなにかまって、ちょっかいだして来るくせして、結局大杉を選んだんだよ?

そんな事に傷心の俺に…



「耳噛んできたんだよ!!やるなら大杉にやれよ!!」


こたチャン
「…はい?!」


「だから、俺が特別室に行きたがってるの知ってるくせして、大杉を指名したくせに…。俺が傷付いて事くらいわかってるはずなのに、あいつ!!平気でそういうことして来るんだ。」


こたチャン
「…塩浜先輩ってそういう人じゃん?」


「それでも!!それだから余計にやなんだよ。元々選ぶ気もないのに『頑張れ』とか言って、何もなかった様に俺に絡んでくるとか!!」


パクッと
こたチャンの持って来てくれたおにぎりを食べると、中からメンチカツが出て来た。

俺がびっくりした顔をしたんだろう。


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